瑠璃の星☆彡

写真・イラスト・旅日記

京都大原*寂光院 ~part.5~

京都市左京区の大原です。

三千院方面から離れて、寂光院へと向かってみました。
バス停のある道路を挟んで、真反対の方向です。

朧の清水1 朧の清水5

里山の小径を歩いていると、こんな立て看板が。
「朧の清水」です。
平家物語(建礼門院)ゆかりの泉なのだとか。

建礼門院さんといえば・・・、この前、祇園に行ったときにお参りした長楽寺を思い出しました。
(くわしくはこちら→円山公園と長楽寺

落合の滝2

少し行くと、滝が見えてきました。落合の滝です。
こちらも建礼門院さんゆかりの滝です。
ころころと小川ながるる谷川の 河鹿なくなる落合の滝
(建礼門院さんが詠んだ歌) 

建礼門院御陵6

寂光院につきました。
こちらは、その右手にある、建礼門院さんの御陵入口です。

高倉天皇皇后徳子大原西陵(宮内庁)とありました。
・・・これは行ってみないわけにはいきません。

建礼門院御陵3

先日訪れた長命寺は、建礼門院さん出家の寺でしたが、
こちらの寂光院は、出家後に隠棲した所なのでした。

そして『平家物語』ゆかりの寺として知られています。

ウィキによると、
建礼門院徳子(1155-1213)は平清盛の娘、高倉天皇の中宮で、安徳天皇の生母である。
寿永4年(1185年)、壇ノ浦で平家一族が滅亡した後も生き残り、
侍女の阿波内侍とともに尼となって寂光院で余生を送った。
寂光院や三千院のある大原の里は、念仏行者の修行の地であり、貴人の隠棲の地であった。
平家一門と高倉・安徳両帝の冥福をひたすら祈っていた建礼門院をたずねて
後白河法皇が寂光院を訪れるのは文治2年(1186年)のことで、
この故事は『平家物語』の「大原御幸」の段において語られ、
物語のテーマである「諸行無常」を象徴するエピソードとして人々に愛読された。


長楽寺にお参りした時から、建礼門院さんの存在が気になっていました。
そうしたら、さらにゆかりの深い、ここ寂光院にも訪れることとなりました。

昨日は、大阪造幣局にて、京都御所ゆかりの桜「都錦(みやこにしき)」
神戸の須磨浦公園で発見された「須磨浦普賢象(すまうらふげんぞう)」を見ています。
(くわしくはこちら→独立行政法人・造幣局 *桜の通り抜け*

須磨浦公園付近といえば、源平合戦で有名な”一ノ谷の戦い”が起こった付近です。

今回の旅は、このような数々のシンクロから感じるに
どうやら建礼門院さんとも繋がっているようです。。。

---------

寂光院1

こちらが寂光院の入口です。

寂光院3

本尊は地蔵菩薩。
開基(創立者)は聖徳太子と伝えられています。
平清盛の娘・建礼門院が、平家滅亡後隠棲した所であり『平家物語』ゆかりの寺です。

寂光院15

所在地:都府京都市左京区大原草生町676

山号:清香山
宗派:天台宗尼寺
本尊:六万体地蔵菩薩
創建年:伝・推古天皇2年(594年)
開基:伝・聖徳太子
正式名: 清香山 玉泉寺 寂光院
文化財:地蔵菩薩立像(国重文)

本堂は平成12年(2000年)5月9日に放火により焼失したそうです。
本尊の地蔵菩薩立像(重文)も焼損とのこと。。。

寂光院5

草創については明確なことはわかっていないそうです。
聖徳太子が父用明天皇の菩提のため開創したとされ、太子の乳母玉照姫(恵善尼)が初代住職であるとされています。
しかし、江戸時代の地誌には空海開基説(『都名所図会』)
11世紀末に大原に隠棲し大原声明を完成させた融通念仏の祖良忍が開いたとの説(『京羽二重』)もあるそうです。

寂光院10

御神木の千年姫小松です。
平家物語の大原御幸にも登場する松なのだそうです。

寂光院13

こちらも千年姫小松です。

枯死した千年姫小松の二代目でしょうか。
もともとの御神木のほうは火災で大きな損傷を受けたそうです。

寂光院8 寂光院6

太閤豊臣秀吉寄進の雪見灯籠。南蛮鉄で作られているそうです。伏見山城から移設。

寂光院18 寂光院2

諸行無常の鐘楼。

寂光院11

汀の池。
平家物語当時、そのままの池なのだそうです。

---------

大原の里は、歴史浪漫が満載の里でした。

寂光院に、最後に訪れたことで
建礼門院さんの足跡をもうすこし辿って歩いてみたくなりました。

宝物殿に並べられた文化財の数々を見ていたら、涙があふれてとまりませんでした。
ひとつひとつに、その歴史の重みを感じられます。

一ノ谷の歴史に触れれば、須磨浦公園の桜が浮かび
壇ノ浦の歴史に触れれば、去年の夏に行った関門海峡の海が浮かびます。

いままで、知らず知らずに辿ってきた道の上に、建礼門院さんはいらっしゃったのです。
屋島に行けば、まだ見ぬあたらしいなにかを、また見つけることが出来るのかもしれません。


京都大原は、次のあたらしい旅への、橋渡しの地でもありました。
また機会があれば、ぜひ訪れたいです。

テーマ:スピリチュアル・ライフ - ジャンル:ライフ

  1. 2010/04/21(水) 23:28:01|
  2. 神社仏閣めぐり(京都)