瑠璃の星☆彡

写真・イラスト・旅日記

十津川のむかしばなし 「猫又の滝」

ねこまたの滝1

玉置神社への登山道に、「猫又の滝」という
なんだかちょっと気になるネーミングの名前の滝があるそうで、
直美ちゃんと純子さんの御案内で、そちらにも立ち寄ることができました。(^O^)

ねこまたの滝2

勢いよく流れ落ちる滝の水飛沫。
鳥居をくぐる前から参道の道路に立っているだけで、水音も響いてきて
真夏の日差しの中でもひんやりとした冷気を感じられます。

ねこまたの滝3

念法寺というお寺で、この滝には、
八大龍王姫松明神が顕れたという伝えがあるそうで
その関連の石碑が建っていました。

ここは昔から行場として名高い場所だったのかな。

ねこまたの滝4

「ねこまたの滝」の由来を直美ちゃんから聞いて
そっちの内容にちょっと興味がわきました。

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奈良県の最も南に位置する十津川村。
その折立(おりたち)の地に、猫又の滝がある。
滝のあたりに尻尾(しっぽ)が二つある猫がすんでいたのが名前の由来とか。
今回はその滝にまつわるお話。

折立に昔、佐古の三吉という男がいた。
ある夏の暑い日、
「猫又へ行ってサンショウウオでも釣ってこう」と出かけた。
実は、滝には「主」がすんでいるといわれ、
あたりは大木が生い茂って昼でもうす暗く、
村人もあまり近寄らないところだった。

滝つぼに糸を垂れて半日たったが、
サンショウウオはもちろん、魚一匹釣れない。
そのうち三吉は小便をしたくなった。
「熱燗(あつかん)でお神酒(みき)でも進ぜよう」と、
あろうことか、滝つぼめがけて勢いよく小便を飛ばした。

ところが、である。突然、晴れていた空はにわかにかき曇り、
雷鳴とともに雨、霰(あられ)、雹(ひょう)が降り、風がゴウゴウと吹き出した。

驚いた三吉は釣り道具を放り出し、一目散に村まで逃げ帰った。

ところがもう一度びっくり。
そこでは太陽はさんさんと照り、雨が降った気配もない。
では、あの猫又でのことは何だったのか。
三吉は体が震え、急いで家に帰ると布団(ふとん)にもぐりこんだ。

その夜中のこと、「こらっ、三吉」と、
家も揺るがすような大声がして三吉は目を覚ました。
枕辺に大きな坊主(ぼうず)が立ち、恐ろしい目つきで三吉を見据えている。

「お前の今日したことは知ってしたことか。それなら命をとるぞ。
知らずにしたなら目をつぶすぞ」と大声でわめいた。
三吉は、「知らずにしたことです。どうか命ばかりはお助けを」と、
平身低頭(へいしんていとう)、一心に謝った。

と、しばらくすると、大坊主の姿は消えていた。
どうやら命だけは助かった、と三吉は胸をなでおろしたのだった。

その後、三吉は猫又へは二度と行こうとしなかった。
村人がからかって「三吉さん、猫又はどうない」と聞いても、
「その話はもうやめてくれ」と拝むように言う。
村人は「よほどこたえたらしい」と笑いあったということだ。


奈良のむかしばなし/猫又の滝
http://www.pref.nara.jp/dd.aspx?menuid=33201
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くすっと笑える昔話ですね。
十津川伝説は、こんな昔話が探してみるとたくさん出てきます。

深い山や森、神秘の川などに、
昔の人たちは畏敬と畏怖の念を抱いていたことがわかります。

しかもここは熊野神のお膝元。母なる自然に抱かれた地です。
子供たちに伝える手段や戒めとして、物語がたくさん生まれたのかなと思いました。

ねこまたの滝5

神秘の猫又の滝に近づいてみました。
長くここに佇んでいたい感じです。

ざっくりと割れた岩陰を見ていると、
あら不思議。。。
黒い影の部分が、手を合わせて滝行をしている女性の横向き姿に見えませんか?

猫又の正体は、やはり女性・・・というか女神であって
猫はまた、八大龍王姫松明神にも化身していたのかな・・・とも感じられますね。

写真に映し出される姿は
いろいろなイマジネーションを掻き立てられます。

そんな感性を大事にしていきたいですね。

ねこまたの滝6

ねこまたの滝7

猫又の滝の前で、猫に遭遇することを期待したのですが
現れてはくれませんでした。

鳥、トカゲ、鯉以外の野生動物とは出会えなかったですね。

滝に架かる橋の下には沢がありました。
ここには沢蟹がいそうだね。

ねこまたの滝8

玉置からさらに下って行ったところに、
美味しいお蕎麦屋さんがあり、そこで昼食を頂きました。

十津川の石引・打ち立てのお蕎麦は絶品でした。
水が美味しいからでしょうね。

身も心も洗われていく感じがしました。
御馳走様でした。(^O^)

テーマ:心、意識、魂、生命、人間の可能性 - ジャンル:心と身体

  1. 2017/07/17(月) 10:10:16|
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