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瑠璃の星☆彡

写真・イラスト・旅日記

『邪馬台国ラプソディ』 聖地巡礼 16 桜川と桜物語

315都萬神社と桜川2

2018/3/14(水)~3/20(火)に旅してきた
小説『邪馬台国ラプソディ』 の聖地巡礼レポートです。

邪馬台国2

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3/15(木)
日向国へ旅しています。
西都市へたどり着きました。

伝承では、木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ)が暮らしていた場所で
春には桜が満開になる川のほとりです。

訪れた時は、川沿いの桜は
まだ三分咲きにも満たない頃でした。

きっと今頃は、満開になっていることでしょう♪

315都萬神社と桜川3

『桜川と桜川物語』

【桜川】

はるかな昔から、桜川は世に知られていた。
木花開耶姫を偲ぶ桜や、清らかな流れが、古歌に歌い残されている。

筏師も  さおさし捨てて  桜川  今を盛りの  花や見るらん

第十五代佐土原藩主 島津忠寛公

又、室町時代の世阿弥元清(1363~1443)が作った謡曲桜川の、
前半の舞台となった桜川だと、伝えられて来た。
貧しい母子が、桜馬場に住んでいて、
互いに思いやる親子の愛情と、悲運のドラマが語り継がれている。



【桜川物語】

木花開耶姫に、願かけて授かった申し子と、
貧しい母が、ひっそりと桜馬場で、暮らしていました。

子供は、御神木の桜木にちなんで、桜子と名づけた、夫の形見の独り息子でした。
大事に育てていた桜子が、或る日、東国の人買い人に、わが身を売り、
その代金と、母親への手紙を、人買いに頼んで、東国へと立ち去ってしまいました。

「母上、貧しさにやる方なく、身を売りました。
お名残り惜しいが、このお金で、仏門に入り幸せにお暮しください」と記してありました。
びっくりした母は、嘆き悲しみ、「桜子をお守りください」と神に祈り、
桜子を探し求める放浪の旅に、出るのであります。

三年の月日が流れ、母は身も心も、ぼろぼろに傷つき
半ば狂女となって、常陸国磯部の桜川(茨城県岩瀬町)に、たどり着きました。

磯部の桜川は、花見客でいっぱいでした。
気が狂った母は、「この川も桜川、尋ねる子供も桜子なのに、なぜ桜子は現れ出でぬのか」と、
風に舞い散る花びらを、桜子だと 思いを重ねて網ですくって抱きながら、
ぶつぶつと、つぶやき、衣を濡らしているのでした。

桜子は、磯部寺で、小僧として修業の身で、住職に連れられて、花見に来ていました。
住職は狂女が花びらをすくう仕草に、訳ありそうだと訪ねてみると、
狂女は正気になって、一部始終を語るのでした。

住職は、桜子の母に違いないと悟り、桜子を狂女に引き合わせました。
桜子は、やつれて変わり果てた姿にも、母だとわかり
「母上!母上!」と、母の胸に泣き崩れ、
「正に 桜子よのう。」と、母は強く抱き合い、
感激の再会を果たしたのであります。

その後は、母子は連れだって、再び、日向の桜馬場に帰りつき、
仏門に入って、幸せに暮らしたという話であります。


旅衣  濡らす常陸の桜川  日向の里に  思いはしらす

野口龍学


平成十年三月八日

西都市文化連盟

315都萬神社と桜川1

悲劇の物語ですが、ハッピーエンドで良かったです♪

お互いを思いあう心は
かならずふたりを引き合わせるんですね。
たとえ離ればなれになってしまっても。

私にも息子がいますが、男の子なので
いつかは離れて行ってしまうかもしれません。

いま、同じ時を過ごせることは最高の幸せです。
生きていてくれるだけで、それだけで嬉しいです。





テーマ:心、意識、魂、生命、人間の可能性 - ジャンル:心と身体

  1. 2018/03/29(木) 09:25:24|
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